愚痴・憎まれ口・無駄口・世迷言・独断と偏見・屁理屈・その他言いたい放題！
その20．≪２００２年の、初頭に思う事・・・≫
先日、この「独り言」の愛読者の方から、「今年になってまだ、更新
されてないけど？！」と、催促の書き込みを頂きました！去年の暮か
ら何かと雑用に追われて、独り言を呟いてる暇も無かったんですが、
こんな世迷言でも楽しみにしていて下さって、僕の事を「エッセイス
ト」とか「コラムニスト」とか呼んで下さる、近頃稀な奇特な（？）
読者の為にも、何か新しいことを書かねばという義務感が、段々涌い
てきました！（笑）で、取り敢えず昨年までの「独り言」に、ザ〜ッ
と目を通してみたんですが・・・ 。
後から読むと、書き直したくなったリ削除したくなるのではと、かな
り心配だったんですが、そういう部分が殆ど無い事に、かえって驚い
てしまいました！これは、僕自身の思考回路や価値観が全然進歩して
ないか、或いは、僕が危惧したり予想したりしていた事が的中したか
のどちらかなんだと思います！もしも前者だとすると、この歳で、僅
かな期間でそんなに大きく成長出来る筈もないので、笑って諦めるし
かありませんが、後者だとすると、単純に喜ぶべきなのか、それとも
悲しむべきなのか・・・僕の予想って、案外当たるんですヨ！（汗）
例えば、「ガングロの浴衣美人」の事を書いた時は、僕よりかなり若
い人達でも、「日本の伝統美が破壊される！」と、一様に批判的だっ
たんですが、なんと昨年は、大手の呉服専門店が次々と「ミニ浴衣」
を売り出しましたし、僕ンチに浴衣を着せて貰いに来た若い子達も、
（娘の中学の同級生です）半数以上が「ミニに着せて下さい♪」と希
望ました！肩上げしてあるのが多かったんですが、「ミニ」の場合は
裄が短い方が似合うので、肩上げは下ろしませんでした！（笑） 。
また、「成人式」の事も書きましたが、今年は若い人達に自主的に企
画・運営をさせて、参加者が最も楽しめるような、最も感動出来るよ
うな成人式を開催しようと試みた市もありましたし、テレビや新聞な
どでも、「成人式はそろそろ止めたらどうか」とか、「自分は敢えて
成人式には出席しなかった」というコメントが多かったのにも、「我
が意を得たり！」とニヤつきながらも、いささか驚きました！（笑）
「成人式」って、元々はどこかの農村の青年団が、就職で村を離れた
青年達の成人の日を、共に祝おうとして自主的に始めたものらしいで
すネ♪「敬老会」のあり方も含めて、初心に戻って見直す時期に来て
いるのかもしれません！ 。
「成人式」も「神前結婚式＆絢爛豪華な披露宴」も、「日本的クリス
マス＆バレンタインディー」も、「着付け教室の着物の着方」も、和
服を着る人なら誰もが締めてる「名古屋帯」も、全て高々５０年ほど
の歴史しかないのに、まるで何百年も前から続いている伝統であるか
の如き錯覚に陥って、「こうしなきゃいけない」「そんな事はしちゃ
いけない」などと、分ったような顔をして指図する大人も大人なら、
なんとも素直に「右へならい」する若者達にも、いい加減呆れてしま
う事が多いです！大人の言う事なんて、大抵胡散臭い事が多いんだか
ら、若者はもっと、疑って掛からなきゃァ！（笑） 。
勿論、人生経験の豊かな先輩の言葉には、尊敬の心を持って素直に耳
を傾けるべきですが、無防備に無批判に受け入れるのは、大変危険だ
と言う事を、もう「何処から見ても大人」の僕から、若い人達に忠告
したいですネ♪特に最近の若い人達は、僕が１０〜２０代の頃より、
かなり保守的なように感じるので、尚更「何でも鵜呑みにしないよう
に」と言いたいです！「何も信じるな！」と言っているのではありま
せん！疑っても疑っても、疑いきれないぐらい追求してから、初めて
信じると言うぐらいの探究心を、何事にも持って欲しいんです！ 。
去年は、「無差別テロ」を始めとして、コレまでの常識や前例では、
どうにも対処出来ない事件が、次々と発生しました！恐らく今年も、
益々新しい展開になっていくでしょうし、最新のメディアによる情報
の洪水も、益々激しさを増していくと思われます！自分なりのシッカ
リとした価値観の元に、それらを的確に判断したり選別したりしてい
く能力が、どうしても必要な時代になってしまったんですから、伝統
を大切にしながらも、過去にとらわれない柔軟性と適応性を、もっと
もっと養っていかなければならないと思います！勿論、まず我々大人
から率先して、頭を切り替えなければならない時が、とうとう目の前
に来てしまったんですよネ〜・・・ 。
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